イタリアでインロックの悲劇 その4

イタリア - エピソード
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友人に服を借りて学校へ。心ここにあらずの状況であるが、昨日学校を休み、いまテキストを持ってこれていない理由などを説明して、なんとかやり過ごす。

レンタカー屋からは、鍵が届いたら運転してくれる友人に連絡がいくことになっていて、その友人から学校へ電話が連絡がくることになっていた。

手持ちのパンで空腹をしのぎつつ、いまかいまかと連絡を待つ。15時40分にようやく電話が入る。鍵が無事ローマから届いたとのこと。そして、もうこれからキャンティに向えるということ。友人はボスに状況を説明し、職場を抜けてきてくれた。なんというありがたさ、申し訳なさ。

マクドナルドで腹ごしらえしていざキャンティへ!バスでくねくね道を行く。イタリアの道路ががたがたしているせいか、郊外にいくときはたいてい車酔い。

無事お店に到着し、車を停めさせてもらっていたお礼を言い、呪縛から解かれたような気持ちで車を出す。

フィレンツェが近づいてくると、ほっとして、気分も上がってきて、せっかく車があるんだからあとの2人を呼び出してドライブしよう!となった。

ほど近い別荘地、フィエーゾレへ。

トスカーナらしい景色がひろがる。フィレンツェのまちを望みながら、縮こまっていた心が解けていくような気分を味わっていた。

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 おいしいインド料理の店があるということで、陽気にカレーを食べる。お詫びにお代を出そうとしたが、皆受け取ってくれない。

フィレンツェへ戻ってきて、ガソリンを入れようとするが、入らないというトラブルがありながらも、久々自分の部屋に帰った。

つづく

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