安くておいしすぎるバルト三国を抜け、船でフィンランドに渡った日は、この国の良さがわからなくて、物価の高さに心がすくんでいた。
これは来てよかった!!と思えたのは次の日の夜このレストランに来てから。
KAPPELIN SALI (外観がとても美しいレストラン。カフェ併設)
http://www.kappeli.fi/index.php?id=23
白ワインと魚のアソートをオーダー。
そして、はじめて食べるおいしさに、うっとりしていたのが、スモークサーモンのムース。(丸で囲ったもの)
濃厚でクリーミーな中に酸味が効いて、サーモンの少しぼそぼそとした食感がたまらない。いつまでも味わっていたくて、少しずつ少しずつ掬っては口に運んでいた。
今日はこのレシピをご紹介!
ちなみに、右上のピンクはおなじみのスモークサーモン。
手前の魚は、骨まで柔らかな燻製のにしん。これも美味しかった!
左下はスクランブルエッグで、ディルと酢のドレッシングがマッチしていた。
その上は冷めた焼き鮭といったところ。
お値段は、2012年で、このお皿が16ユーロ、白ワインが7.5ユーロ。
さてつくりかたを。店員さんから教えてもらったつくりかたで再現してみた。
スモークサーモンムース
用意するものはこの3つ
- スモークサーモン 8枚くらい
- サワークリーム(本来はスメタナ) 大さじ山盛り1.5杯
- 有塩バター サワークリームの半量
つくりかた
- ボウルにサワークリームとバターを入れておく。
- もし加熱したタイプのスモークサーモンがあればそれを使うが、日本では手に入りにくいので自分で火を入れる。フライパンにスモークサーモンを並べて火を入れて、軽く火を通す。フライパンに接している側が乾くぐらい。くっつきやすいが、フライパンからこそげおとすように、木べらではがしつつ、同時に細かくほぐすと一石二鳥。(レンジで加熱して手で裂いてもOK)
- 1の中に2を入れて、余熱でバターを融かしながら木べらでよく混ぜる。混ぜていくうちに、自然とまとまる。
ヘルシンキの写真と色合いが違うのは、現地では加熱タイプの色が淡いものをつかっているから。
クリスマスに、またお正月にも、変化球の一品としておすすめ!
さらに、茹でたじゃがいもに載せて食べるのも是非試していただきたい。両親がやみつきになったので、60-70代にもウケがいい味!