【ヨーロッパのご褒美温泉】アイスランド・ブルーラグーンとイタリア・エオリエ諸島の 泥沼&海底温泉

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ヨーロッパにいて恋しくなったのは、人や食べ物だけではない。温泉に入りたいなあ!という気持ちは夏の間も募り。。訪れた二ヶ所の温泉は以下の通り。

アイスランド ブルーラグーン

世界最大の露天温泉なので、絶対来たいと思っていた。それにしては、割とこじんまりかなと思ったけれど、いつのまにか自分が、プールと比較してしまっていたことに気付く。それでも温泉の中を一周するのに10分以上かかると言う。

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なにがいいって、皆はしゃいでいるのがいい!美肌効果があるという、底にたまっている白い泥をなすりつけあっている。

私も手で汲み上げてみた。柔らかな粘土状の泥が指の間をすり抜けて流れ落ちる。よくみると髪の毛が入っていてぎょっとしたが、仕方ない。また汲み直す。そして、水面から出ている肌という肌に塗りたくる。

 

お湯に浸かったまま、お酒を買うことができる。腕に巻いたコインロッカーのキーでデータを管理。日本のスーパー銭湯と一緒のシステム。

ストロベリーのスパークリングワインを注文する。これを楽しみにしていた!あたたかい湯に浸かりながら、キリッと冷えたお酒をのんで、ふわーっとした気分に。グラス片手にゆるゆる湯の中を進みながら、極楽だなー!とおもう。

 

滅多に来れないので、泥パックを購入。コスメのほか、狩人が着そうな衣類など、お土産が充実している。

イタリア 泥沼温泉・海底温泉

近頃、噴火について、ときどき話題にのぼるようになった、ストロンボリ島もあるエオリエ諸島。

真夏だというのに、硫黄の匂いを嗅ぎたくて、いてもたってもいられなくなり、エオリエ諸島のヴルカーノ島を目指す。噴火したらその時はその時だ、と覚悟を決め、シチリアのタオルミーナから、電車を1時間、フェリーを2時間乗り継いでいった。そして日帰りで帰ってくるという強行スケジュール。

温泉に入る前から、硫黄臭が立ち込める。少し残念なのは、尿素のような臭いも加わった、日本の温泉とは違う匂いであること。

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サンダルを脱いだあと、泥沼温泉の中央に向かって歩いていくのに、足裏がやけど寸前!ビーチの砂浜が熱いのと同じ。日差しが強くて、砂が熱々。

足の裏の感覚とは裏腹に、お湯自体は熱すぎない。

皆、海底の泥をぬりたくるので、私も同様に。色からしても、ひなたの水溜まりに入っている気分。せっかくの硫黄だから長く浸かりたいけれど、顔に注がれる日光が容赦ないのも気が気でない。

すぐ近くの、海底温泉に向かう。もう、普通の海の感覚だけれど、なまあたたかい。潜ると湯の花がぶわーっと水の中にみえる。あたたかな海で泳ぐってこんなに気持ち良いものか!とおもう。プカリと浮いていると、幸せなことしか頭に浮かばない。ところどころ、温泉が湧いて熱いところに気をつけながら、長い時間過ごした。

泥沼温泉に入ると、水着に硫黄の匂いがついてとれないときいたけれど、まさにそう。後日ずーっと水着を着るたびにここのことを思い出すことになった。でもこういうの、嫌いじゃない。

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この乾いた島に来る前、途中経由したのは、古代ギリシャ人によって築かれた植民都市からはじまったリーパリ島。エオリエ諸島の中心地だ。

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島に心惹かれる傾向は、世界のどこにいても発揮されるのだろう。

これからも船酔いと、たたかっていく所存だ。

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