ドイツの皮むきナイフが我が家にやってきた。これは、スープで有名な料理研究家、辰巳芳子が推奨しているもの。
刃物の街の老舗メーカー、ロベルト・ヘアダー社によるシリーズで風車のマークが刻印されていることから「風車のナイフ」として知られる。
刃が薄く、とても小さい。てのひらよりも小さくて、軽い。
皮むき、芽取り専用ときいて、じゃが芋をむきたいとおもったけれど、食後なので、りんごで切れ味を試してみる。
するするいくー!
このナイフは弧の内側を使っていくのだが、そのせいもあって、刃先が皮と実の間に吸い込まれていくような感触なのだ。形状がとてもリーズナブルだなーと感心する。
恐ろしいほどの切れ味に、興奮状態になる。たのしくて、いくらでもむけそう。辰巳さんが
まるで自分の爪のように自由自在
というのもわかる気がする。
持ち手は西洋ブナ材。オリーブオイルをときどきぬってお手入れする。色合いがどう育っていくのかワクワクするほかのナイフも面白そうで、これから揃えていきたい。