ロンドンでお世話になった占い師の方の話を少し。
昔、知り合ったばかりだけど縁を感じた方を、なけなしのお金でもてなし、さらに自身の愛用していた商売道具を譲る必要性を感じたので差し上げたそう。そのため、すっからかんになり、もっていたけれど使っていなかった道具を使わざるを得なくなり、商売道具として使いこなせるようになるまで、かなり苦労したとのこと。しかしそれによって、商売道具との絆が生まれ、彼の能力が開発され、以前より格段にレベルが上がったそう。
さらに、割と最近のことだが、お世話になった友人が本帰国する際、もてなしたいけれど、お金がないから、親からもらって長年お守りにしていた虎の子の日本円を、換金すると言っていた。
それまでもじわじわ人気が高まりつつあったものの、それから1か月の間に、一気にブレイクした。
私はそれを遠くから見守りつつ、捨て身といえるほど人のために尽くしたからこそ、成功したのだなあと感慨深く思った次第。