トリノで肉屋さんの近くを通りかかったら、トリッパがあるという貼り紙が見えた。
トリッパ好きとしては見逃せない。下ごしらえが面倒そうではあるのだけど。
店員さんに聞いたら、少し下茹でするだけでOKだと。トマト煮込みなんて玉ねぎとトマトと煮るだけだよ、トリッパは今朝捌いたばかりの新鮮なものだから臭みなんてないしと背中を押してくれた。
トリッパ370gを購入。€2.59とかなりお手頃だった。
アドバイス通り、トリッパをさっと下茹でし、玉ねぎとトマト(見た目度外視で皮ごと投入)と煮込む。肉屋さんは言ってなかったけれど、ニンニクで香りもつけた。
そんなに煮込まなかったけれど、食べてみたらすごくやわらかくてびっくり。
若いころ、日本のレストランで「トリッパがやわらかくなっていておいしかったです!」とか言っちゃってたけれど。別に長時間煮込まなくても、もともとやわらかいものだったのが分かっただけでも収穫だった。
日本ではフレッシュトマトでトリッパの煮込みはつくっていない印象(もっと赤いし味が濃い)なのだが、あっさりして量を食べやすかったので、たまにはこういうのもいい。
キッチン付きの貸切アパートをAirbnbで借りていたので、全食事を外食にしないで済んだ。Youtubeで見かけた斬新なつくりかたのトマトスパゲッティをイタリアのトマトで試したりするとかもできたのでキッチン付き物件がおすすめ。