「夏になったらぺったんこの桃がでてくるんだけど、それが 美味しいんだよ〜亅イタリア在歴が長い友達が、まだ肌寒い時期に教えてくれた。おもいがけず食べごろ期間が長く続く苺を楽しみながら、そのときがくるのを待っていた。
ぺったんこの桃って想像がつかなかったけれど、本当に上と下からギュッと圧縮されたような!
そして砂糖水でつくったみたいに、まっすぐな、くせのない甘さが強い。ともすると日本の桃が水っぽく思えてしまうくらいで。
果肉は白かったり黄色かったり。
イタリアだけでなく、プラハでも買えるときいて、ヨーロッパ中で売られているのだと思った。
これはラトビアのマーケットに並ぶぺったんこ桃。
これに出会ってから、梨より桃が好きになり、今年もいっぱい桃を食した。日本の桃もとても美味しいけど、ヨーロッパにいってあの桃を食べたいなあという気持ちもあった。
今日調べてみると、日本ではみたことがなかったけれど、「蟠桃(バントウ)」もしくは「座禅桃(ザゼンモモ)」と呼ばれ、幻の桃とされているとか。
驚くことに、孫悟空と猪八戒が食べた不老不死の桃はこのぺったんこ桃だったそう!
来年の夏は存分にいただこう。