トリノは北イタリアに位置し、トマト重視の南イタリアと違ってこってりを得意とするエリア。バーニャカウダが生まれたのもトリノ。
そして日本人が絶対好きだと思われるのが、牛肉のワイン煮込みであるブラザート(brasato)。ワインの王様バローロを使うところもある。
今回うかがったリストランテでは、アスティの赤ワインを使って牛ほほ肉を煮込んでいた。見るからにだけど、肉が口に入れるとほどける。
付け合わせのチーズがかかったクリーミーなポレンタ(とうもろこし粉のやわらかなだんご)と組み合わせるとエンドレス。
このトマトのブルスケッタはお店からのサービス。人気店なのにこの夜は空いてたからか。
あたたかなサービスに加え、ブラザート(€15)、デカンタのワイン(€4)、コペルト(席料、€2)といったお手頃価格と素朴な食堂風インテリアが魅力。
サービス担当が引き戸のドアでキッチンに入っていくという建物のつくりも興味深いので見て欲しい。