語学学校のクラスに中国人、韓国人、台湾人がいた。もちろんサンプルが各1人ではその国民の特徴を語れないのだけど、ちょっと書いてみたい。なお、基本的にはアジア人の方が、その他の地域出身の人よりもコロナに関する意識は高めのように感じた。
中国人
私が帰国時にナーバスになっていた時、「ロンドンは峠を越えた。ここを乗り切ったのだから、絶対大丈夫!」と送り出してくれたのが中国人だった。
彼女はたしかにコロナ禍にイギリスにやってきたのだけれど、クラスで一番慎重で、「土日は絶対公園に行かない。人がいっぱいで怖すぎる」と家にこもるようにしている。
ひとり暮らしして人とも会わないようにしているし、ロンドンのロックダウンのルールも、把握していないクラスメイトが多いなか、しっかり把握していた。中国人の友達が、段階が上がるごとにレクチャーしてくれていたらしい。
家族がロンドンにいる彼女を心配しているので、自分の写真を送るなどマメに安心させる報告をしている。
韓国人
クラスに中国人がやってきたとき、「(中国人で非難されかねないのに、被害が大きかった)ロンドンに来るのは勇敢」と言っていた(このあたり日本人と感覚が同じだと思った)。
まだ20代ということもあって、コロナ感染対策におけるルールには疎め。
12月に教室での感染を深刻に心配し始めた私に、「心配しすぎもストレスで免疫下げるよ」と言うようなおおらかさ。
しかし、帰国前はさすがに神経質になって、クラスメイトと公園で会うのも慎重になって、コロナ対策がバッチリではないかもしれない相手とは会わないようにしていた。
台湾人
ウレタンマスクがずれるので、すぐ鼻がのぞいてしまう。そのため、マスクを引っ張ってずれを直している。
公園で会って、コーヒーを飲みはじめると、マスクなしでそのままずっと話し続ける。
ハウスシェアをしていて、シェアメイトと仲が良いので、人とのマスクなしでの会話に慣れているように感じられた。
中国人>日本人の私>韓国人>台湾人 の順に慎重で、このアジア人4人に関しては、出身国の被害が大きいほど慎重だった。