猛暑のイタリアとスペインで見た睡眠時の耐暑法

イタリア - カルチャー

イタリアとスペインに滞在した時期、熱波がやってきていた。ホテルに滞在した際はエアコンがあったが、泊まらせてもらった友人宅にはエアコンがない。現地ではどうやって対応しているのか。

南イタリア

終日、とくに夜は窓を少し開けていた。

大型扇風機をまわしながら寝たのだが、ベッドの近くに置けなかったので、日本から持参した首にかける扇風機をまわしたまま寝ていた。

食べ物のほか身体を冷やすため保冷剤を日本からもってきていたが使わなかった(友人はその発想はなかったと言っていた)。

ペントハウスで、昼と夜の食事は屋上のが涼しかったのでテラスで食べた。シェードをつくって、まわりに水をまいて温度を下げた。冷製パスタやワインに氷を入れたりして涼をとった。日が長くてなかなか気温が下がらないので、出歩くのは夜8時を過ぎてからだった。
いずれエアコンを買わないといけないということだったが、エアコン製造が温暖化につながることに納得がいっていない。また近所の人が船旅のエアコンで病気になったらしい、娘はエアコンが苦手だと地元民たちは話していて、エアコンにネガティブな印象を持っている様子だった。

北イタリア

イタリアの一般家庭にはエアコンはないという認識でヴェネチアのあるヴェネト州の友人宅に行ったら、普通にエアコンがあった。

「ここ数年の暑さは、エアコンないと死んじゃう。ヴェネト州の場合、ふつう設置してると思う」とのこと。

全部の部屋にあるわけではないが、複数設置されていた。

こんなところにもイタリアの南北の格差が出ているように思った。

スペイン中部

日中は窓を開けず、夜になったら窓を開け放して熱された空気を換気していた。日中は決して窓を開けないよう言われていた。

寝る前は虫が入ってこないよう(網戸がないので)に窓を閉めた。リビングは開けっ放し。

一家は夏の間は標高の高い別宅に住むようにしている。それでも東側に面したわたしの部屋は暑かった。ほかの部屋は涼しかったが。
ふだん暮らす方の家にはエアコンがあったので私は一瞬喜んだけど、壊れているとのことだった。またエアコンは暖房目的で設置したと言っていた。

こんなだったので、汗をかきながら起きることになる。夜は塩タブを舐めるようにしていた。

シャワーは好きに入ってと言われていて、シャワーを浴びたり、日本から持参したメントール入りの汗拭きシートを使ったりした。

ちなみに、イタリアでもスペインでも、ホテルの冷房設定温度は16℃とか18℃だった!

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