パーティー禁止のSTUDIOでパーティーをした向かいの住人

英国 - エピソード

ハウスルールがパーティー禁止、人を招くの禁止

今いるSTUDIO(ワンルーム)は、建物全体が同じ管理会社に管理されているところで、パーティー禁止がハウスルールとなっている。パーティーだけでなく、人を招くのも禁止で、もし短時間でも招くのなら、ひとり暮らしでも、全期間を2人分の料金にするという厳しさだ。

イギリスは監視カメラの多い国で、このフロアにもいくつか仕掛けられているので、下手なことはできない。

しかも今はコロナ対策としてTier2(High)が設定されているので、政府の定めるルールでも基本的には一緒に暮らしていない人と屋内で過ごせないことになっている。

ただひとり暮らしの場合は例外で、サポートバブルという助け合い制度のペアを組み、屋内でともに過ごすことができる。

思いがけない反応

今日の夕方、向かいの住人の部屋から話し声が聞こえてきた。向かいも私と同じハウスルールなので、人を部屋に招いてはいけないはず。

ただ、前も声が聞こえたから、もしかしたら2人で借りているのかもしれない。

そうでなくても、同じ建物の住人なら、ひょっとしたらOKなのかもしれない。

そう考えていたけれど、やけに声が大きいし、音楽も聞こえてくる。ちょっと耐え難い。

まさかドアが開いているのかと考えて、見てみたら、本当にドアが開いている。つっかえ棒みたいなのを置いて、開けている。

マスクを付け、「すみませんが、ドアを閉めてもらえませんか?」と言いにいった。

静かにしてほしいというのでは角が立つけれど、それなら丸く収まると思ったのだ。

ところが、イギリス人の20代らしき彼女は、「何が問題ですか?」と言い放った。部屋からはタイカレーのにおいがし、立食で何かつまんでいる女の子と目が合った。

私は驚きとムカつきとで一瞬言葉を失ったけれど、「騒音がするので」と丁寧な口調ながらもかなり直接的に言ってしまった。

すると相手もややムッとしながらも分かりましたと言って、ドアを閉めた。

ドアが閉まって、こちらに流れてくる音量はかなり小さくなったけれど、人が増えたようで賑やかだ。

気づいたら静かに

ルールを知っていて破っているのか?

私は真面目すぎるのか?破るのが普通なのか?

夜中までうるさいのだろうな。。。

いろいろな考えがよぎる。

管理会社に連絡しようかとも思ったけれど、恨みを買いたくないし、管理会社がはたして監視カメラによって気づくのか、他の部屋の人が連絡するのか、なりゆきをみようと思った。

こちらも少し音量を上げて料理をしていたけれど、気づいたら静かになっていた。

私がドアを閉めて欲しいと言いに行ったのは、17時台で、18時台には静かになっていた。

パーティーがそんなに早く終わるはずがないし、やはり監視カメラなのか他の部屋の住人による通報なのだろうか。単に外出したのか。

静かになってよかったけれど、なぜなのだろう。

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