意外にも、イギリスはフラワーアレンジメント発祥の地である。
てっきりフランスだと思っていたので、知ったときは驚いた。
どんよりとした気候のなか、室内の色鮮やかな花に希望を見出していたとか。
ケンブリッジに素敵なフローリストをみつけ、特別にマンツーマンレッスンを
してもらえることになった。
先生は「ボタニカルジュエリー」を提唱している方。ウェディングなどで
トータルで花を扱うなかで、ブレスレット、ピアス、リングなども生きた花で
つくってしまおうという斬新なもの。花嫁に限らず、ブライズメイドや
両家の母親なども対象に用意していくとか。その際、着用予定のドレスの
写真も送ってもらって、しっかりテイストを合わせていくという力の入りよう。
今回は、結婚式というよりも、もっとカジュアル使いを想定してつくった。
最後のブレスレットは先生作。
新たなインスピレーションを求めて、先生は今週スペインの有名アーティストのもとに旅立つ。花の世界ではナチュラル&ワイルドがトレンドらしいが、見たこともないようなビビッドでキッチュなテイストに触れることで、また新たな印象の作品を生み出していくのだろうなと、私も今からワクワクしている。