梅仕事といったら気恥ずかしいけれど、なんとも楽しい梅干しづくり

日本 - エピソード

今週のお題「わたしのモチベーションを上げるもの」

今朝、梅干しの三日三晩の土用干しが終わった。

「梅仕事」という言葉の響きが、「ていねいな暮らし」感満載で、気が引けるところはあったのだけれど。

今年はたまたま家の梅がいっぱい採れて、梅酒にも漬けきれなかった分が私に回ってきた。梅干しでもやってみたらと。

両親も、ご近所さんも皆カビをはやして断念したというので、そうならない方法を調べる。梅が熟して黄色くなるまで待って、傷が無く汁がでてこないものを使い、ある程度の塩分をキープして、ジップロックで漬ければよいという結論。

ジップロックに入れた梅干しによく塩をまぶし、重しをする。梅と同じ重さのものを重しにするということで、古い文学全集を利用。

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しばらくすると水分が出てきて(梅酢)、これで早く梅が全体に浸るようになることが、カビ予防に大切だそう。

朝晩、天地をひっくり返す、というとかっこいいいけれど、ジップロックをひっくりかえす。そのとき、梅の香りがふわ~っとたちのぼる。

こうしてお世話しながら、10日も経てば、水がたぷたぷになって一安心。途中、無駄な空気を抜いてもいい。

あとは、シソを入れたければ入れて、入れなくてもよくて、全部で1か月ほど漬ける。

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梅の斑点はもともとあったもの。問題ない。

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三日連続晴れの日が確定しているような朝に干しはじめ、途中何度か、ひっくりかえす。ざるにくっついてるところを揺さぶりながら剥がすのがスリルがあっていい。

梅干しづくりは、たいして手間がかかわるわけではないけれど、自然と愛をもって梅をお世話するようになって、自分の梅干しというテリトリー感さえ生んでしまっている。

できあがった梅干しは、3か月以上経つと塩がまろやかになるという。今食べてみると、しょっぱいながらも、梅の甘味が感じられて、なかなかの味わい。

さきほど、一部塩抜き作業を開始。はちみつや昆布風味を加えてみようかと思っている。

梅ペースト、梅ジャムもつくったけれど、接する時間が多い分、梅干しづくりが一番楽しい。難しい、面倒くさいといったイメージの割に、意外と簡単で、過去失敗した人から褒められたりして、なかなかのことを達成したという気分にさえなれる。

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