ラジオ体操の公開録音に行ってきた

日本 - エピソード

ラジオ体操がやってくる!

先日の日曜日、神奈川県の中井町でラジオ体操の公開録音が行われた。

ラジオ体操が割と近くの町にやってくる。これは行くしかない。

いつも朝9時前後に起きているのに、朝6時にイベントがスタートとのこと。前日はいつになく早めにベッドに入るが、寝なければと焦って全然眠れぬまま朝になる。

ひどい寝不足で無理やりラジオ体操に行く日が来るだなんて。好奇心が勝った形。

それなりの大イベントだと思ったけれど、さすがラジオ体操。ご近所スタイルの力が抜けた人が多い。

記念撮影用ボード。

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本物の体操のお兄さんの指導とピアノ奏者の生演奏

ラジオの体操のお兄さんと、そしていつもの演奏者によるピアノの生伴奏に合わせて体操する滅多にないチャンス。こんなグラウンドなのに生ピアノ!

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当日の流れ。リハーサルあり

放送自体は6時半から。町長、かんぽ生命、NHK横浜放送局、神奈川県ラジオ体操連盟がの挨拶が終わると、リハーサル。

とにかく暑い。iPhoneによると気温は28度ということだけれど、刺すような陽射しがきつい。熱中症対策で、保冷剤を帽子と頭の間に入れた。

体操のお兄さんは、「こう人が集まると、隣の人々とついつい競ってしまうんですね。暑いので無理しないようにしましょう」といって場を和ませる。

お年寄りなど誰にでもできる体操という「みんなの体操」で体をほぐす。

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オープニングの拍手の練習や、歌の練習をする。ピアノの先生が、ラジオ体操の歌を1フレーズずつ伝えながら、指揮をする。録音された歌に合わせ、私もはりきって歌うが、うろ覚えのところはむにゃむにゃとボリュームダウン。

6時半になり、本番スタート。町の紹介からはじまる。中井町は人口1万人とのこと。会場には1200人の来場なので、私のような町外の人はいるとしても、10人に1人くらいは来ているという計算だ。

両肩に手を置いたり腕を上に上げたりしながら足を左右にステップさせる「腕を上下に伸ばす運動」をやるときに「イチ、ニ、サン、シ」と声を出しましょうと言われていたので、そのときが一番盛り上がったような。

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ラジオ体操の参加賞

放送終了で、皆が参加賞をもらうのに並ぶ。

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これがもらったもの。1メートルのメジャーが、ラジオ体操からのプレゼント。中井町からは、その後の人文字用も兼ねて、タオルがプレゼントされた。

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この後、「早くしねーと熱中症になっちまう!」「このあと草刈りがあんだよ」といった地元のおじさん方の、段取りにいら立つ声を聞きながら、人文字を完成させる。

ラジオ体操招致の方法

どうやってラジオ体操を招致するのか調べてみた。今は来年の夏期巡回の開催地を募集している。応募できるのは自治体。9月末までに応募し、審査の結果は12月に出るそう。

会場にするには、前日、当日の2日間、晴天時の外の会場と雨天時の室内の会場をおさえなければならない。その2つの場所は徒歩15分以内である必要がある。またリハーサルのため、それらの間、その2つの会場にピアノを設置しておく必要がある。などなど。駐車場の確保も含め、意外と準備が必要であることが分かった。

感想

ラジオ体操の放送は、一番遠くはブラジルまで生放送だそう。遠く離れたかの地で日系の人々が一緒にやっているかと思うと不思議な感慨がある。今も参加するとスタンプがもらえるラジオ体操のカードはあるらしい。何十年ぶりかでやったけれど、気持ちいいので時々やろうという気になった。

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