成田のビジネスホテルで起きた怪奇な現象

日本 - エピソード
写真は成田市内の様子ですが、宿泊したホテルとは一切関係がありません

1日目

自己隔離で先月滞在していた成田のビジネスホテルで起きたこと。

その部屋は、通路の突き当りに面した部屋だった。突き当りは非常口になっているので角部屋ではない。

想像より狭かったけれど、こざっぱりとした雰囲気の良い部屋で、入ったときにホッとしたのだった。

夜になり、シャワーを浴びて寝室に戻ったら、テレビがついていた。

近くには沢山の病院と葬儀場があることを知ったばかりだったので、やっぱりか、と軽く恐怖を感じながら思った。時間は11時台だった。

2日目

そして翌日は何も起こらないまま夜中の12時を迎えた。ホッとすると同時に、前日にテレビがついたのは、タイマー機能ではなかったんだなと思った。

しかしその後、テレビがついた。もちろんテレビにぶつかったわけではないし、リモコンに触れたわけでもない。

こんな時間だけどと思いながら、フロントに電話して事情を話した。よくあることなのか聞きたかったのだ。

しかし答えは、「そういった話はまったく聞いたことがない」というものだった。ただ、もしかしたら近くの部屋のリモコンの電波が届いたのかもしれないという話だった。

3日目

そして翌日。夜が更けるのを少々ドキドキしながら過ごしていたら、テレビがついた。時間は夜中の12時をまわっていた。

たまらずフロントに電話した。違うスタッフだったけれど、やはり「そういった話はまったく聞いたことがない」と言われた。「単にわざわざ連絡しないだけかもしれませんね」と言ってみたけれど、「本当にこれまで起きなかったのだと思います」と言われちょっと救われたような気分に。

この方は、別のホテルに泊まったときに、同じ現象が起きてフロントに電話したら、やはり「他の部屋からのリモコン操作のせいかもしれない」と言われたそう。だけれど、私の部屋で起きたことは、「テレビの故障」が一番可能性が高いのではないかと力説。

対処法として、プラグを抜くことになった。

4日目

翌日はテレビが突然つくことはなかった。

中国人が「早く部屋を変えろ」と催促

ちなみに、最初にフロントに電話した翌日、私の話を聞いた中国人の友人が、「早く部屋を変えろ」と言ってきていた。

次の日も「早く部屋を変えろ」としきりに言う。

中国では、廊下の端の部屋が忌み嫌われているという。怪奇現象に限らず、眠れないとか、怪我をするとか、何かしらよくないことが起きるので、できるだけ避けているという話だった。

自己隔離期間は掃除スタッフが部屋に入れないので、部屋が汚れてきたことなどもあり、その後すぐに部屋を変えた。

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