コロナの感染者拡大が世界中から不安視されているイギリス。そんな時期になぜわざわざロンドンにやってきたのか。3組から話を聞いた。
ブレグジットがきっかけ
昨年末にEUを脱退したイギリス。南米出身の彼女は祖父がイタリア人からの移民で、成人するときにイタリア国籍を選択していた。今年からは、自由な行き来ができなくなる。そのため昨年末まで滑り込みでやってきた。「じゃなきゃこんなときに来ない。」
恋人に会うため
前回ワーキングで滞在していた時に付き合い始めた恋人に会うため、やってきたアジア系の彼女。「じゃなきゃ、変異株で騒がれているイギリスに来ない。」
再びイギリスに上陸するには少なくとも6か月は空ける必要があると言われているので、7か月自国に滞在し、それからやってきた。入国審査のときも、なぜ来たのかと強く聞かれ、英語を学ぶ必要性を訴えて事なきを得たと言う。
親の移動
南米の姉弟は、父親の転勤でやってきた。公務員だけれどこの時期に移動があった。現在感染リスクの高い国に過去10日以内に滞在していると、入国を拒否される、それを避けてアメリカ経由で入国したとのこと。外にも出れず、10日間の自己隔離中。一度アパートの庭に出ようとしたけれど、ドアマンに止められてしまったという。