青森を訪れて驚いたこと

日本 - エピソード

以前友人から聞いた、青森ではナンパのとき「おめ、としなんぼ?」と声をかける、というのが妙にインパクトがあって今でも覚えている。今回の旅で知った青森のカルチャーはもっとしっとりしたものだったけれど、関東との違いを感じた。

供花のカルチャーが独特な青森市

青森市には市営の大きな霊園が3つある。そのうち2つを訪れたのだが、それぞれ9000区間とかあるような広大な土地。

霊園に至るまでの間に花屋がいくつかあるのだが、そこで売っているのが1200円もしくは1300円のもの。た、高い。いずれも手桶に水とともに入った花束がずらっと並んでいる。花の質はよい。カラフルな強い色の組み合わせが一般的。ここではガーベラが入っているがそれも関東ではないパターン。

手桶とひしゃくは花屋が貸し出すようになっている。使い終わったら店の前の置き場に戻しておくシステム。墓地には備え付けの手桶とひしゃくものが一切なく、花は包んでいくかと聞かれたら断ってこれらを借りていった方がいい(何も知らずにそうして、水汲むのに苦労をした)。

青森の人はこのレンタル料込で高くてもOKな感覚になっているのかもしれない。花自体はけっこう立派なものが使われているのは確かなのだが。関東では500円以下でも買えるくらいなだけに驚く。

また霊園近くのコンビニでは花の取り扱いがない。霊園のスタッフにも確認したのだが、やはり近くの専門の花屋で買うのが一般的のようす。あとゴミは持ち帰り。

青森県ではどこもそうなのかと思いきや。弘前市の禅林街(33の曹洞宗のお寺が並ぶエリア)の近くの花屋ではお手頃価格のものもたくさん売っていた。

青森の朝温泉&銭湯文化

弘前市では、冬場、車通勤の人は雪かきしないと出勤できない。そこで雪かきをし、行きつけの温泉か銭湯まで車で行き、ひとっ風呂浴びてさっぱりして着替えもして出勤という人がとても多いのだそう。朝5時には車がぎっしりの温泉もあるとか。弘前駅近くにはほとんど温泉はないけれど、少し離れるといっぱいあるのだそう。

青森も温泉がいっぱいだから、同じシステムなのかもと思って検索したら、青森県のあちこちでそれが普通のよう。いいな。

バスの近代化

青森に行く前、バスは現金を覚悟していたが、青森空港から青森市内へのバスだけでなく、市バスもICカード対応していて驚いた。

弘前もそうだろうと思っていくと、そこではすべて現金会計。市バスも100円バスも現金。

青森空港行のバスチケットを弘前のバスセンターのカウンターで買うとしたら、それも現金で支払いになる。乗車後に直接現金で支払ってもよく、いずれも現金。

青森市内のバスでの移動はGoogle Mapの検索結果に出てくるが、弘前市内のバスデータは反映されていないのも気になるところ。

サメを食べる

弘前のバスターミナル向かいの「虹のマート」という地元の人がいく市場をすすめられて行ってみた。

ほかの焼魚屋さんで質問した

そこには、焼魚屋さんが少なくとも2つはあって。

店員さんに、家では焼かないとかきいたところ、「家でも焼くのだけど、お年寄りとか魚焼きグリルを洗うのが大変なのよ。1つから買えるからそれのが経済的だったり。若い人も焼き魚を買っていって、家で温めたりする」と。

そこにはサメを焼いたものも。

「ジョーズみたいに大きいのではなくて、小さなやつね。こっちでは、ゆがいたのを酢味噌にして食べる。なますって呼んでる」のだと。鶏肉のような味なのだそう。脂が乗ったものも売っていた。

みょうばんを使っていないウニの軍艦4つ入りが800円で売っているお寿司屋さんなんかもあった。

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