2022年3月に北イタリアを訪れて気づいたのは、ジェラートのカスタマイズ化が進んでいるということ。
ミラノ・マルペンサ空港の「Venchi(ヴェンキ)」。トリノ生まれのチョコレート・ジェラート専門店だ。
コーンの中にはチョコレートのソースが入り、コーン上部にはその場でチョコ掛けナッツトッピング。ジェラートの上にはボリュームたっぷりのホイップクリーム、そしてヴェンキのチョコレートが載る。
カスタマイズ料金の説明もなく、ごく自然に「中にチョコレートソースは入れる?」「ナッツは要る?」といった質問とともに盛り付けが進んでいき、6.7ユーロ。ジェラートなのに!
チョコレートソースはダークチョコを選んだのだが、ヴェンキらしくジャンドゥーヤ(ヘーゼルナッツ入りのナッティーなもの)で、喉につまりそうなほどのねっとり具合。
ジェラートとチョコレートソースがシームレスで、コーンに隙間がないのはよいアイディア。
これはトリノ近郊の町Pinerolo(ピネローロ)の人気ジェラテリア「LA ROMANA PINEROLO」のもの。
コーンの中にはやはりジャンドゥーヤのホワイトチョコソースが入っている。ベリー系のジェラートには、大きな板チョコの欠片がゴロゴロ入っていて、下のピスタチオ部分とを味覚的に橋渡ししてくれる感じ。いずれも、とても感じの良い店員さんのおすすめだった。
ここでは、ミニコーンのトッピングがあってかわいい。お値段は2.7ユーロなので、ヴェンキとの料金の差が激しい。
10年ほど前はシングル・コーンで1ユーロくらいで食べれた記憶があり、円安もあってジェラートが高くなったようにも感じた。